幼児教育

ここ最近の私の興味は幼児教育です。子ども集団での学びの始まりですから、一番大事な時期だとも言えます。
 
最近の幼稚園はあまりにも酷いと感じています。子どもよりというよりも、どちらかというと保護者よりになっていて、保護者にどう指示されるかに重点がおかれすぎています。幼稚園に行けばどのレベルの教育がなされているか10分もいればすぐに分かります。通りかかるだけでも分かります。私なりの指標です。
 
1つは丁寧に作られたディスプレイ。おそらく保育士さん達が夜遅くまで頑張って「子どもたちのため」と考えて作っているのでしょう。多くの保護者はこうした「丁寧さ」「見栄え」「保育士のやる気」を見て、幼稚園選びをするのでしょうね。ところがそんなのはほとんど幼児教育とは関係のない話です。子どもの優れた(思いの十分に込められた)作品が幼稚園の最も目立つ場所にあるべきです。
 
2つめは、子どもの声、子どもの「元気な声」は、大人が聞いていてとても微笑ましく思えます。しかし、その声の質を聞き分けていくとハイテンションで馬鹿な声を出しているのか、それとも人とのつながりの中で声を出しているのかが分かります。知性のないハイテンションな声は子どもの学びの質を表します。
 
3つめは、子どもと子どもとの距離感です。協同的・共同的な学びの場にある子どもたちはとても距離感がないものです。一緒にくっつき合って活動している子どもたちになっているかどうかです。
 
こうした教育の力を知っているから私は郡山に家族をおいています。