保護者向けテキスト
第4部
どんなものを食べたらいいの?
みんなが食べたらきけんなたべものはおみせではうってはいけないことになっているんだ。
でも、たべもののぜんぶがけんさできるわけじゃないから、中にはそんなものもまざっている
かもしれないね。てれびやしんぶんなどのじょうほうからどんなしゅるいのものは
しばらくは食べない方がよいか自分でも考えるひつようがあるんだ。
おなじやさいでもしゅるいによってちがうと言われているんだ。
のうかの人やりょうしの人はこまらないの?
とてもこまっているんだよ。やさいがうれなくなったり、とったお魚がうれなくなったりして
たくさんの人がこまっているんだ。だからちゃんとけんさをしてあんぜんがたしかめられるように
なったらみんなでたべよう。それまでは、自分の食べる食べものは安全かどうかよくたしかめて
かいものをするひつようがあるね。
保護者の方へ
現在の農作物や魚介類の安全基準は「暫定基準(緊急時のもの)」です。
日本はこの被災に際し、安全基準を数十倍に上げました。
これから長期的に子どもの食を考える上ではより厳しく安全性を保つ必要があると考えます。
諸外国の安全基準は、日本の基準の数十分の1程度に規定されています。
特にチェルノブイリで汚染を受けたヨーロッパではより厳しい基準で食物の安全性を保っています。
郡山市や福島市の汚染がチェルノブイリの避難地域と同じレベル(文科省のSPEEDIの分析結果)
であることをふまえて食の安全を考慮していく必要があると思います。