ボランティア

学習支援プロジェクトの件が新聞などで紹介されたこともあり、買い物などに出かけると、知り合いの方々によく声をかけられます。
 
「本当にすばらしいことですね。でも私は何をしたらいいか分からなくて本当に申し訳なく思っているんです。」
 
こうした話をみなさんがよくされます。これはまるでAC広告機構のCMで席を譲らなかった高校生の気まずさのような表情を浮かべて話をされます。
 
 
でも自分を責めることも、強迫観念にかられることもあってはならないのです。自分のすべき勉強もろくにせずに、考えも無しにボランティアに来ている学生よりも自分の生活をきちんと守っている方がよほど正しい姿勢だと私は思います。
 
この支援プロジェクトも、私やfuru-tさんの家族が田舎に疎開させているからこそ成り立つもので、私は自分を大いなる偽善者だとも思ってもいます。furuさんもこの感覚はよく分かっていると思います。
 
連日のACのCMはまるでボランティアをしないような人間は、非道徳だと思わせるようなものです。私からすれば考えも無しにボランティアをする方がよほど、非道徳的だと思います。
 
昨日、自分をまるで責めるかのように話をする方を見て、とても切なくなりました。私には自分の活動の偽善が見えているので「家族を守るあなたの方がよほど立派なのですよ」そう話したい気持ちでいっぱいでした。