昇降口で卒業式

郡山市の小学校は明日卒業式を向かえます。
 
本校も建物の損傷はそれなりにあり、そこら中にひびが入っています。体育館もかなり損傷があります。となりの公民館には被災者が避難してきています。
 
そうしたこともあり、31日に卒業式は決まったもののどこでやるかが問題になっていました。本校の答えは「昇降口(玄関)」でした。
 
正直「え”〜〜〜〜〜〜っ」と思いました。もちろんスチール製の馬鹿重い靴箱もたくさんあります。隙間には砂がたんまり。床にはさびがこびりついています。それでもやっぱりそこしか場所がないということで、今日1日かけて卒業式の会場作成をしていました。
 
靴箱を片付け、床をポリッシャーで磨き、床を雑巾がけし、ピアノを運び入れ、放送設備を設置し、椅子を並べました。
 
すると、「あらら、いいじゃん!」立派な会場に変身でした。本校の教員みんながヘトヘトになりながらも素敵な会場。やっぱりチームワークがあればこんなこともできるんですよね。
 
明日は、6年生六十数名が学校を旅立ちます。県内で卒業式の中止が相次ぐ中、卒業式を迎えられるのはとても嬉しいものです。