現状の放射性物質の危険性(追記)

※ 下にチェルノブイリとは「桁違い」と書きましたが、最新の試算ではチェルノブイリの10〜20%の放出量と出ていますので、チェルノブイリとあまりかけ離れないで考えた方がいいかもしれません。


書くのを止めようかなと思っていましたが、やっぱり大事なので書きます。
 
あるN大学の教授が声高々に「大丈夫です!」「何の危険もありません!」「マスクなんていりません!」と言っています。本当でしょうか?
 
「えっ? 専門家でもないお前に何が分かるって?」
 
じゃあ、その教授にこう聞きます。
 
「じゃあ、あなたの娘さんがここに長期間いたとして、お孫さんに母乳を飲ませますか?」
 
 
絶対に飲ませないはずです。
 
 
川俣からの牛から基準値以上の放射性物質が検出されました。この時期は野の牧草なんて食べていません。おそらく購入した飼料か夏場の牧草です。ということは検出された放射性物質はどこから体内に入ったのかと考えれば、空気中と水しか考えられません。
 
そう考えれば、人間の母乳にも当然基準値相当の、場合によっては基準値以上の放射性物質が含有されていると考えるのか、ごく当たり前の考え方です。県で30μ付近の濃度に曝された母親の母乳を検査にかければ、何も対策を練っていなかった人からはかなりの数値が出てくるはずです。県や国はこうした検査はやりません。
 
また今は土壌がかなり汚染されています。やっている人はいないでしょうが、今は子どもの砂遊びは禁止しなければならないレベルです。これも対応が遅れています。どのメディアも伝えていないですよね。
 
乳児は体重が3kgほど、そう考えれば放射線に対する感受性は20倍高いと考えるべきです。つまり大人は大丈夫というレベルの1/20にしなければならないということです。
 
不安を煽るべきではないのですが「無知」は危険です。あの「大丈夫」という言葉にそれほどの根拠があるようには思えません。自分の子どもや孫を対象に加えた中で、論じるなら信じます。年寄りは影響が起こる前に死にますからいいのです。そりゃ「大丈夫」です。問題は乳児・幼児・子どもなのです。
 
ヨウ素131は半減期が約8日なので1ヶ月もするとかなり残量は減ります。ですから、ここ1〜2ヶ月は食べ物、砂遊びはよく考えてみるとよいと思います。郡山でも水は子どもの基準値を超えました。ということは母乳のことも頭に入れるべきです。
 
不安を煽るのはなく、状況をよく判断し行動できることが大事だと思うから書きます。
 
 
同じことを心配されているZ会の寺西さんから方からチェルノブイリの雨について紹介いただきました。(チェルノブイリは今の福島原発とは桁違いに放射性物質をまき散らしましたので単純に比較はできませんが)
 
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NPO法人CANVAS、フェローの山口裕美さんから、フェロー間のメーリングリストで届いたメールを掲載いたします。
※本人の許可を得ております。
「この数日でも、テレビ等の報道で、幼い子供が危険という話が出てこないので、心配になっていました。ぜひ(掲載を)よろしくお願いいたします。」とのことでした。

教育関係者、親御さん、しっかり読んでください。
そして、危険から子どもを守ってください。
対処することで不安はなくなりますから。。。

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ずっと書き込みもせず、お役に立てなかった山口裕美です。Canvasの性格上、1つ提案させていただきます。

今回の福島原発で思うのですが、実は放射能の汚染は大人はあまり危険ではなく、幼児および子供が危険にさらされています。

私は86年、当時、ヨーロッパにおり、チェリノブイリの原発事故に起因する放射能の雨を浴びました。当時、テレビでもチェリノブイリの事故は放送していたのですが、ドイツ語もあまり出来た訳ではない私は、ノーテンキに近所のスーパーマーケットに行きました。
すると葉物の野菜と野菜の缶詰がなくなっていました。素朴に「なんで?」と思いました。当時はまだウェブはありませんでした。
それで近所の人に聞いたところ「ロシアの原発事故で、汚染が始まるので、今ある野菜を加工して備蓄し、今ある野菜缶詰を備える」とのことでした。ドイツ人は必ず自宅やマンションの地下に備蓄倉庫を持って
いたのです。
さらに、そののち、急にテレビで甲状腺のガンの話が出てきました。
その話によると放射性ヨードを身体にいれるくらいならば、先にヨード剤を飲んだ方が良い、と言っていたのです。それで薬局へ駆けつけると、もうすでにまったく残っていませんでした。ドイツ人は黙って行動する人々でした。(笑い)
で、本物の放射線の雨は、その事柄の始まる前で、私はその雨をジムのあとの心地よい雨として浴びました。ただ、帰宅後はシャワーを浴びたのが幸いでした。

で、ブログやフェイスブックにも書きましたが、放射線は泥のようなものです。洗い流せる、ものなのです。しかし問題は子供、幼児です。
さらには犬の問題です。犬も散歩をするし、地面から近いから、とても心配です。
ドイツではその後、まず小学校などの砂場が立ち入り禁止になりました。
牧草地や砂場が放射線を集める場所、溜まる場所だからです。
また、御医者さんに相談しながらヨード剤を幼児に飲ませるように、情報が開示されました。
ただしそれも、親の判断で政府が介入することはありませんでした。

マスクも効果大です。
昨日は雨で、放射能に敏感な人はたぶん極力、外出しなかったと思います。
で、お母さんはマスクをしているのに、子供にはマスクをしていない人が多く見かけられます。私は幼児を守りたいです。

私がチェリノブイリの雨に打たれた同時刻、バイエルンの牧草地で遊んだ日本人家族がいました。私が日本から取り寄せたヨード剤を進めたのですが、「裕美さん、気にしすぎ!」と一笑され、飲まなかったその家族の一番小さかった少女は、日本帰国後、ガンで他界しました。私はそのことがとてもショックでした。そのご家族は製薬会社関係の方だったです。
今でも、チェリノブイリのせいではないか、と私の中での疑問は消えません。

募金も大事だと思います。
でも子供を守ることが先決に感じております。
小学生限定でも幼児向けでもいいです。まずこの福島原発が収拾されるまでの間、子供たちにマスクを贈りませんか?  
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「出典はZ会の寺西さんのブログhttp://www.zkaiblog.com/histaff/35884 より。メール送信者および本人の許可を得て転載しています」