保護者の皆さんへ 安定ヨウ素剤は必要ありません

いわき市で配られたという報道があり情報が混乱していますが、ヨウ素剤について調べて分かったことについて書きます。
 
安定ヨウ素剤とは、こうした事故が起こるときに主に排出される放射性ヨウ素甲状腺にたまる前に「事前に」または「直後2〜3時間以内」に飲んでそれの吸収を防ぐというものです。
 
また、飲んだ方がよいと言われるレベルはいっぺんに100mSvを超えるような数値が予想される場合です。今のレベルは「毎時」で考えるとその10000分の1程度に過ぎません。子どもの感受性が10倍高いとしても1000分の1程度です。
 
安定ヨウ素が必要なのは原発で作業している方々で、その人たちはすでに飲んで働いています。
 
本来は原発の格納容器が爆発したような状況のような時に半径5kmくらいの人が「すぐに飲む」薬です。当初は原発が爆発していましたので、あのような状況の時に近隣の人は対応措置として飲むものなのです。近隣の住民にこうした事故の前に配られていなかったのにはびっくりしましたが。
 
今飲んでも薬になることはありませんん。