おだて力

「ぶたもおだてりゃ木に登る」ですが、教師のおだて力ってものすごく大事なんです。
 
私のクラスは今は「日本一文章の書けるクラスになろう」っておだてられています。でもそれが「実現できるんじゃない?(何の尺度も無いけどね)」というレベルのところまできています。パナソニック教育財団でつないでいる方々は分かると思いますが、授業で書いているまとめや原稿を見たら5〜6年生と間違うかもしれません。この根っこの部分を支えるのが「おだて力」です。でも最初に釘を刺しますが昨日も書いたように、根拠の無い薄っぺらいおだてはかえって子どもをダメにすることでしょう。大事なのはそれくらいの「覚悟」ということです。
 
私はずっと戦略を練りながら、子どもたちの到達できる姿を想像します。そして子どもたちに「あそこな!」って指さします。そしてその実現に向けてがむしゃらに登り始めます。端から見れば「馬鹿」だと言われるような登りっぷりです。でも毎日毎日登るうちにその馬鹿げたことも日常に変わります。その時に初めて「おだて」が「真実」とつながります。
 
子どもたちにきちんと到達点を示すことのできるような教師が一人前と言えるのかもしれませんね。
 
僕は簡単に「大丈夫、大丈夫。できるできる!」って笑いながら悪魔のように、時には鬼のごとくおだてています。だってそれが実現可能だと本気で思っていますし、それが可能にできるからです。
 
追記
「おだて力」 うん!いい言葉だ。 度々使っていこうっと!