「放射線になんかまけないぞ」の授業が朝日新聞の夕刊に取り上げられました。

放射線になんかまけないぞ」とうちのクラスの子どもたちが1月18日の朝日新聞の夕刊に掲載されました。
 
ただ、この授業はもちろんのこと「学び合い」です。この本には「学び合い」という言葉は載っていませんが「学び合い」の考え方や理念が練りこんであります。出版社より、実名を出すか出さないかを聞かれたときに、自分の志をもとに実名を出すことを決意しました。
 
そういうとすごく大げさなように思われるかもしれませんが、この福島県で現職で、しかも実名で、しかも全世界を巻き込んでいるこの問題に首を突っ込むというのは、ナイヤガラの滝に飛び込むくらいの覚悟が必要です。それでも実名を挙げて本を出したのは、放射線教育が「これから」必要になること、そして子どもたちが大人になった時に「さらに必要になること」からです。
 
この放射線の問題は息子を含めて、今後は差別との戦いが始まります。その時に世の中がひどいと嘆く大人を育てるのではなく、差別する人間を馬鹿に出来るくらいの頭と心の強さを兼ね備えた人に成長させることにあります。
 
息子が将来大人になった時に「なぜお父さんはその時に県外に避難しなかったの?」と尋ねられた時に「お前は放射線の勉強をしてそれが必要だと思った?」と聞き返せるような教育をしていきたいと思います。
 
まあ、記事を見ると子どもの勘違いも載っていますが、概ねすごい勉強をしていることが分かると思います。少なくとも今、世界で一番放射線に詳しい小学4年生集団であることには間違いありません。
 
追記
「ばんちゃん」と子どものコメントがあって大笑いしました。