郡山市の英断

郡山市教育委員会が県内の自治体のトップを切って、校庭の表土を削ることを発表しました。まだ、実証データーも揃っていないにも関わらず子どもの命を守ることを優先して実施に踏み切りました。実施するには多額のお金が必要です。本来ならば県が率先して行うべきことであり、東京電力が全面的に資金を提供すべき内容ですが、そうした裏付けが今のところないにも関わらず実施するには、いろいろ議論もあったと思います。でもこうした先進性も郡山市の特徴でもあります。だから私は郡山市で教員をしているのでもあります。
 
汚染の大きい学校から具体的にどれくらい削ればどれくらい放射量が減るのかぜひ公開して欲しいと思います。その効果が大きいのであれば、報道による基準の3.0μSvに近い学校でもどんどん除染に動いて欲しいと思います。
 
どんなことをするにもお金が必要です。しかし、お金の裏付けができれば自治体もどんどん動くことはできるのです。こうしたお金を引っ張り出すのは、文科省の仕事であり、政治家の仕事であるのだと思います。ぜひ子どもたちの安心と安全がより進むことを願いします。