食品に放射性物質がでたことについて

子どもを抱えている保護者のみなさんにはとても不安な情報だと思います。報道では数値は出しませんでしたが、それなりに高いレベルの放射性物質が含有されていたと思います。
 
国は空気中の照射線量だけで何が飛び出してきているかを公表していません。おそらくヨウ素などが主成分だと思いますが、セシウムなどの物質が福島市の水道から検出されていることを考えると様々な物質が飛んでいると思われます。
 
郡山市も徐々に数値が下がってきていますが、風向きにこれは助けられています。原発から出てくる放射性物質は減ってはいないと考えるべきです。東風が吹けばあっという間に数値は跳ね上がります。
 
問題は食品です。報道で言うようにできるだけ近辺の畑などの野菜は避けた方がよいと思います。特に今は。しばらくすれば放射線は減ります。しかし、中には極微量ではありますが放射能半減期の長いものもあります。セシウムなどはそうしたものです。こうしたものは生態濃縮します。生態系の上位ほど生態に化学物質が濃縮するのと同じです。ですから牛乳などはできるだけ距離が取れているもの(最低でも会津)を取り寄せた方がよいと思います。幸い飲まなくても死ぬようなものではないので大丈夫です。
 
乳児は母乳のこともあるので不安ですよね。不安な場合はお母さんはそうした食品を控えた方が安心ですね。気になって仕方がない方は粉ミルクなどを使うとよいと思います。でも今は粉ミルクが手に入りにくくなっています。苦しいですよね。
 
野菜などが取れない状況だと健康面で不安が募ります。今後生鮮食料品などは市内でパニックになることでしょうが、自然に数値が下がるのを待ちましょう。
 
ただ、今は風向きに助けられています。もしも、空中放射の数値が30μ(現在は2.3μ 今の10倍を超えるようになったら)を超えるような場合には、子どもは避難させた方がよいと思います。