放射線について

今、盛んにテレビで放射能は心配いらないと「専門家」という人たちが言いますが、詳しい話をしていません。私の分かる部分で書きます。間違いがありましたら訂正しますので指摘してください。
 
まず、比較に出される放射線の表ですが、ごちゃごちゃの表です。
レントゲンは瞬間ですが、年間で浴びる量は蓄積です。
 
例えば、今は福島県は概ね通常の100倍の照射線量になっています。これを年間被爆量にすると、2300マイクロ(通常の年間被爆量)Sv×100ですから23ミリSVになります。これは年間にCTを4回ほど受ける量になります。長期になると無視できない量になります。今は風に助けられています。今日も西風なので放射性物質は海に流れ出ていますので、西側は比較的安全です。
 
次に何が飛んでるかです。おそらくほとんどがヨウ素131だと思います。これは半減期が8日程度、つまり1か月もするとかなり放射線が弱くなります。しかし、ヨウ素ですから体内に取り込まれやすい物質です。大人はよほどのことがない限りは無視できる量です。しかし、子どもにとっては、特にヨウ素をあまりとっていない(特に幼児などは)吸収されやすいと言えます。WHOによると子どもの感受性は10倍だと言われますので、原発の近く(数?圏内)にいた場合には体内被曝を心配しなければならないと思います。
 
取り込まれたヨウ素甲状腺に蓄積されます。そこでピンポイントで放射線を浴びることになります。
 
郡山のように50kmも離れればそれほど心配をする必要はないと考えていますが、できれは子どもの体内被爆は避けた方がよいので、マスクなどを付けさせた方がよいと思います。放射能というとずっと消えないと思われがちですが(そういうのもあります)、今空気中に拡散しているヨウ素131は比較的消えやすいものですから、原発の封じ込めに成功すればすぐに数値は下がります。
 
原発の封じ込めを祈りましょう。
第2原発では私の親戚も頑張っています。