リーディングワークショップ・ライティングワークショップ

普通に本を読むのと普通に文章を書くのとでは何が違うのか知らん?
そう思っていたら昨年は、ちょうど市内の図書館教育でリーディングワークショップで授業をやるというので、楽しみして授業参観に出かけました。
 
うーん。
 
ちょっとやんちゃな?子どもや予想外の動きをする子どもを学年の先生が取り囲む中での授業で、子どもは自分勝手に振る舞っていたり、ずっと黙っていたりで何の授業かよく分かりませんでした。
 
「まあ、どうでもいいか。」と思っていましたら、その実践者である岩瀬さん、伊垣さんが参観にいらっしゃるということで、どんな中味なのか聞いてみました。
 
はい。腰が抜けました。
 
足下にも追いつきません。やっていることの効力は実はこれまでの経験で見えていました。でも彼らはそれを全面的に押し出す力があるのです。
やっぱり、本や聞きかじりで手をだすべきものではないのですね。伝達されたのは、方法ではなくて「覚悟」です。要するに考え方なんですね。これを「方法」で使ってもほとんど効力が生まれないことでしょう。
 
でも、「学び合い」ができていれば、実はこれはごく簡単なのです。
 
今日も国語・社会科そして先日は理科でも、リーディングワークショップ・ライティングワークショップで学習しています。ごく自然にこなしています。おそらく、知らない先生が今日の子どもの授業を観たら、リーディングワークショップ・ライティングワークショップをずっとやってきている子どもだと思うことでしょう。それだけ「学び合い」とは親和性が高いと思います。なおかつ、効力が倍増することでしょう。
 
単元の出だしの「予習」。そして授業での「リーディングワークショップ・ライティングワークショップ」は今後「学び合い」のスタンダードになっていくことでしょう。今日の実践をみてそう感じます。
 
ただ「予習」もそうなのですが「覚悟」なしに「方法」で取り込むと、授業は「学び合い」という名の一方的な教師主導型になることでしょう。それさえ分かっていれば、すごいですね。これ。