ヒント

私は「学び合い」を無理に広げようと思いません。
それでたくさん痛い目に合ってきているからです。
野菜の嫌いな子どもに無理矢理口を開けさせて突っ込むようなものです。そりゃえらく恨まれます。
だから本校でも、それほど先生方に圧力はかけません。
 
「学び合い」が広がるには「ニーズ」が必要なのです。
私たちはニーズを作り出さなければならないのです。
 
「それって何?」
 
それは「「学び合い」というものを知りたい」というきっかけです。
そして、「学び合い」で子どもを育てて欲しいという要求です。
 
さて、我々は何をすべきでしょうか?
それぞれのアプローチを共有しましょう。
私は今水面下でそこに取り組んでいます。
めどがたったらお知らせします。
 
ちなみに中学校ではまずは受験対策として「学び合い」を導入することをお勧めします。これからが本番の受験で成果を上げればニーズは生まれます。本市のある中学校では部活の終わった3年生による放課後の「学び合い」で改革を始めています。成果が上がれば必ず下の学年にも「ニーズ」が生まれます。受験対策としてならどの先生も自習のように見える「学び合い」をそれほど抵抗なく受け入れることができるでしょう。そこに「みんなで」「みんなが」合格するという極めて分かりやすいビジョンが立てられますよね。
 
いかが?