子どもたちの力

本校の学習発表会が明日に迫りました。
 
小学校3年生の発表として考えれば、まさに「圧倒的」な発表力だと思います。「表現力」をとれば通常の6年生にも負けないことでしょう。
 
戦略はもちろん「学び合い」で。目標設定は「お世辞ではない拍手がもらえる」こと。非常に曖昧な目標に見えますが、子どもは本気の拍手というものを実は知っています。
 
保護者にとっても、子どもがどのように成長しているか気になるところでしょう。特に「学び合い」のように何だかよく分からないと感じる授業を受けていることを考えれば心配なのは当たり前です。だからこそ、こうした場では、子どもの全力を、そしてそれを超える姿を見せる必要があります。
 
発表も私が全てコントロールすれば、それなりの発表はできることでしょう。しかし、そこに子どもの感動も、不安感も、達成感も、仲間意識も育ちません。これは「見せかけ」では分かりません。今回の発表に至るまでに、子どもがぐっと成長したことが分かります。何よりチームワークが全てを決めるのだということが分かったのだと思います。
 
この期間を通してクラスが「絶対安定圏」に入ったことを感じます。多少のトラブルは抱えても、クラスが揺れ動くような不安定な状態は起きないことでしょう。
 
そして、今回の取り組みを通して、改めて教師の「在り方」を感じます。それは、子どもに的確な指示を与えることでも、子どもをサポートすることでもありません。教師の力とはやはり「志」なのです。子どもをどう成長させたいかという「志」が子どもの成長を決めるのです。
 
さて、明日の仕上げはこの言葉「おもいきり楽しんでおいで!」です。