ある懸念

職員室でFTさんと雑談していたときのこと、
 
「とんたん先生、あの記事読みました? 子どもの自殺」
「ああ、6年生が自殺した事件ね。」
「あれですね、私気になるんですよ。」
「ん?」
「給食中にそれぞれが好きな人と食べていて、いつもひとりぼっちだったというところ」
「ふむ」
「ひょっとしてなんて思って…」
 
そこまで言われて思い出しました。私も新聞を読んだときの違和感と不安を。
 
「誰とでも自由に食べていい」なんて通常の給食ではあり得ません。
私もお弁当の日、以外にそんなことをしたことはありません。
 
でも、もし「学び合い」を聞きかじって「子どもに任せることがいいんだ」ということが一人歩きしているとしたら…… 
 
その不安は私らだけでしょうか? 私ら二人が同時に感じたのですからこれは偶然ではないと思います。
 
もし、形から「学び合い」に入れば、崩れかかっている学級にとどめを刺すことも十分に考えられます。これは「学び合い」という言葉が広がるなかで必ず起こることだと考えていなければならないでしょう。
 
「聞きかじること」は非常に怖いと思います。我々は本気でこの対策を考えないと「子どもを死に追いやる」ことになるかもしれません。文章や本だけが出回るということは、上記のようなことが起こりうるのだと考えて、教師の「志」「理念」とは何なのか? 全国の教師に発信していかなければならないことでしょう。
 
私は下記のプロジェクトを早めることにしました。