後出しジャンケンはどのように行うか?

後出しジャンケンと聞いて難しいとかよくイメージできないという方がおられることでしょう。今日の授業を振り返ってみます。
 
○光村 国語 3年 「ちいちゃんのかげおくり」 1時間目
 
課題は教科書の最後に書いてある「問題」をそのまま。
 
・はじめのかげおくりとあとのかげおくりで同じところと違うところを考えましょう
 
これが教科書の課題です。そのまま使いました。
 
やはりうまく読み取れません。想像で語る子どももいます。
 
「同じところ」と「ちがうところ」というのがくせ者で、内容なのか言葉なのか書いてありませんね。
 
そこで。
 
「物語の文章の中で同じ所、違う所が分かるようにするんだよ。」
 
その後、
「同じ・違うところってどうすれば分かる?」
「比べる?」
「なるほどね。比べてた?」
「比べていない」
 
「じゃあ、前のかげおくりと後のかげおくりの言葉を比べて、同じ所とちがう所を分かるようにしよう!」
 
子どもの状況を観ながら、何につまずいているかを見ながら、途中で授業を止めて、課題を修正・確認していきます。
 
すると子どもは
「あっ、後の方は言葉が空から降ってきたって書いてあるよ」
「降ってきたというのは・・・」
こうして子どもはどんどん読み込んでいきます。
 
  
これは難しいか? いや簡単です。上記のように書くと非常に難しいように見えますが、誰でもできます。課題は動かしていけないという概念がこうした行動を消極的にします。
 
思い切り最初の課題が間違ったら?
 
「あははは。わりぃ! 先生の課題がダメだわ! 直すからもう一度やってみてね。ゴメン!」
 
これです(笑)
 
 
今日の授業終盤。
「ノートに今日のまとめ書くよ〜 めちゃ書けるでしょ?」
「いくらでも!」