GIGAZINEの記事を読んで

私はよく「GIGAZINE」を読みます。毎日楽しみにしているサイトですが、その運営には悩みがあるようです。特に「人を使う」ということに関して。
 
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100802_gigazine_job/
 
我々教師は公立の小中学校であれば子どもを特殊な場合を除いて「クビ」にすることはありません。どの子どもも調和を獲らねばなりません。
 
「大人とは違いますよ!」
 
そう言われれるかもしれませんね。でも根っこは同じです。民間で働く人が教壇に立てばいかに勉強をさせることが、自ら学ばせるかが難しいか分かると思います。大抵の人はその重圧に耐えきれないでしょう。私たち教師が耐えられるのは「ちょっとくらいできなくてもいい」とか「家庭がダメだからね」というもっともそうな理由を作って、「納得」させているからです。私はこれを否定はしません。だって解決の方法がなければ、一人で背負い込みノイローゼになってしまうでしょうから。
 
でも、大人でも子どもでも、社員に何を語りかけているか、子どもに何を語りかけているかで、その会社も、その学校もどんな振る舞いのものになるのか決まってくることでしょう。
 
私たち教師が働くという立場でも同じです。校長の語りかけがあまりに稚拙で、信頼を持って任せられないと我々の動きは鈍っていくことでしょう。
 
「学び合い」は、こうした社会の体制を変えていく力があるのだと思います。