小中連携授業

小中連携授業に「お呼ばれ」しまして、近所の中学校に行ってきました。
 
どの教科にしようかと悩みましたが、中学校の理科を担当したこともあるのでとりあえず理科を。
 
授業のテーマは
「生徒が主体的に・・・・・」
「生徒同士が学び合う・・・」
「生徒が実感できるような・」
 
うーん、確かに普通の中学校の授業からすれば、そう見えるような授業なの「かも」しれませんね。
でも生徒に「考えてごらん」「よく考えて」と言いながら、四六時中話しかけて子どもの思考を中断して、演示実験で中断して、強引に結論に導きます。これでも「主体性」の授業だと感じているのでしょう。
 
kouty先生の下で「学び合い」のエースだった子は、1時間ほぼ会話のないまま。その子どもたちを教師は「あのグループは理科が苦手でその仕組みが分かってない集団でしたね」と評しました。まあ、そのレベルの授業だということです。ちょっとふらふらと見に行った国語や数学はもっと悲惨でした。昨年の学校公開で、「学び合い」を説明した「エース」もずっとプリントとにらめっこして1時間が終わったようでした。理科である分、グループで「ちょっと」実験が出来て、「ちょっと」話ができた分、まだましですもの。ですので事後研究会では、ずっと授業内容については黙っていました。口を開けば「善意」の先生を傷つけることになります。
 
何とかしなければならないことは分かっています。
でも、まだ機は熟していないのです。