同僚

kouty先生が去られてから1ヶ月。
両輪でひっぱてきた片輪がいないのですから寂しいものです。
 
でも、kouty先生の穴を埋めるべく入ってきた若い先生がおります。
中学校からやってこられた先生です。
 
「鉄は熱いうちに打て!」
 
 
「今度の研修なんだけど授業やらないかなぁ〜、やって欲しいななぁ」
「わたしっすか?」
「だね。」
「じゃあ、どうすればいいのか分からない理科か社会で。」
「専門の国語がいいなぁ〜」
「だって、国語はできるけど、理科とか社会は自信が無くて」
「だから国語」
「どうしてですか?」
 
こんな感じに少し押し問答になりましたので、こんな話をしました。
 
「今ね、君が理科や社会で苦しんでいるのは知ってるよ。でも子どもが今一のりが悪いなって思っていることは、知識がないことからきてるんじゃないんだよ。知識は隣の先生に聞けば優しく教えてくれる。でもね、私たちがやるべきことは、子どもを主体にした学びなんだ。それはあなたの中学校の授業を思い出してごらん。ちゃんとやらない子どもが3割はいたでしょ。それを全員が食いついて勉強するのは無理って思っていなかった?君が理科や社会で子どもの食いつきが悪いと思っているのは、授業としての構えができていないということなの。例えばさ、「学び合い」の出来る中学校の先生は社会の先生が数学を教えてもすばらしい授業が出来るわけ(そうですよねiku-nakaさん^^) 君の国語の授業がもしも、そのレベルにあるならば、理科も社会も子どもは食いついて良い授業になってるはず。そうならないのは、子どもの学びをコーディネートしていないからなのよ。」
 
と言うことで今日は私の学級に国語を観に来てもらいました。
(これがまたひどい授業をやってしまった!)
 
が、それでも「なるほど、と思ったところがありました」と言ってくれました。
 
そして、「2度びっくりしたのは・・・」
 
「自分がとんたん先生の所に来ていても子どもたちが算数をずっとやり続けていたことなんです。」
 
うはは。そりゃ5年生ですもの。「学び合い」の海千山千ぞろいですから。
  
主力の教師に育ってね! 私は早く主任から引退したいのですから。