「学び合い」初日

昨日は、
どんなクラスにしなければならないか。
みんなはどうすべきか。
それを語りました。
 
そのために、宿題は予習を徹底して行うことを話しました。
 
「今日の宿題が明日の授業を変えます。本当かどうか明日分かります。」
 
子どもの教科書を見るとちゃんと予習してきたことが分かります。
 
「算数が苦手な人はどこが分からなかったか確認できたね。じゃあ、どうぞ!」
 
普通に「学び合い」が始まります。すぐに80点レベルの「学び合い」です。もちろん全くベースがない子どもたちではありませんが(研修のテーマが「学び合い」ですから)、予想通りの滑り出し。
 
そして、9×4=9×5ー□をよく分からなかった子どもたち。それを打ち破ったのは、全く表情を出さないとされてきたAさん。算数が得意なようで、最初は「教える人がいない」ってつぶやいていたAさんが「黒板の前にいっておいで〜」の言葉で、黒板の前で書きながらモソモソと語り出します。それを聞いて波紋のようにその子の考えが広がって行きます。
 
「パーフェクト!」
 
初回でこれだけいければ十分です。最後に、「壁」を打ち破ったAさんに拍手して、算数の授業を終わりました。
 
午後、彼がニコニコしながら生活している姿を見かけました。
めでたし! めでたし!