柚木さん・朝日新聞がやってきた!

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放射線になんか、まけないぞ!: イラストブック

放射線になんか、まけないぞ!: イラストブック

今日あたりから書店で販売されていると思います。
10冊販売されると1冊、希望する団体や施設などに送る予定です。 
私の執筆料の分も子どもたちへの教育に注ぎたいと思います。
 
少しこの本を紹介します。
 
放射線」とは非常に難しい内容の学習です。
理科教育としてもとても物理・化学・生物・地学の全分野にわたる内容が
盛り込まれています。
これをまともに小学生に教育しようとすれば非常に困難であり、
何の役にも立たないレベルの内容を「教える」ことが精いっぱいだと思います。
 
しかし、この本は子ども自らが学べる仕掛けと、学習の流れが盛り込まれています。また今後、学校などでも活用できるように「イラスト」の無料ダウンロードも計画されています。この本は一人で読むこともできますが、「みんなで読む」ことを強く勧めます。というかそのように作成されています。一人では分からないことをみんなで考えていくことで、上記のようなとても高度な学習が成立できるようになっています。
 
そんなこともあり、イラストレーターの柚木ミサトさんとその本の授業での可能性を取材するために朝日新聞のKさんが来校されました。柚木さんは「赤つぶ」の絵で全国で名前を知られるようになりました。非常にプロフェッショナルとしての意識が高く、また未来志向のパワフルな方です。子どもたちもサインをもらって大喜び。一方、朝日新聞の社会部のKさん。バックパッカーのような山盛りの荷物をしょい込んでやってきました。そのインタビューや授業の目線などはやっぱりプロフェッショナルです。仕事柄、教育関係の取材は受けますが、やっぱり社会部というともあって、切り込み方が違っていてとても勉強になりました。この授業、この子どもたち、この本、これらを自分の目でしっかりと理解したいという気持ちがひしひしと伝わりました。
 
授業では文科省のテキストをベースにして、このテキストで補足していくことで、子どもたちは小学校4年生でも、高学年・中学生レベルの学習に昇華するものです。子どもたちもよく学んでいたと思います。
 
ちなみにその翌日に長野県の総合教育研修センターの指導主事Kさんにもその次の時間の授業を観ていただきました。kさんも授業を見る力がすごい方です。びっくりしました。そこでの内容は放射線のDNAの損傷・修復と修復不可能な場合・がん・NK細胞(これをすでに知っていたことに笑ってしまったけど) そしてこれらの生活ついての学習です。これで45分の「学び合い」
 
自分で言うのもなんだけど日本の小学生で最高レベルの授業です。 
 
 
こうした学習も「学び合い」をベースにすれば可能であるという証明でもあります。