ばーか

子どもにこんな話をします。
 
「このクラスで「ばーか」と言ってもいいんですよ!」
 
そうすると子どもたちは「えっ?」という表情をします。
 
「だってね、信頼のある関係だったら「ばーか」って言われてもそんなに気にならないでしょ? 逆に「お前こそばかじゃんか?」って笑って言えるんじゃない?」
 
なるほどという表情に変わります。私がジーンさんのところに出かけて時に子どもがひどい喧嘩したそうです。1月から2名が転校してきたことでまだ子どもたちとの信頼関係はそれほど広く深くありません。当然起こることでしょう。問題はそれを解決をよその先生に求めたことです。少なくとも落ち着かせて、解決ボードで話を聞いてあげてから、先生に相談に行くべきだったと思います。まだ自分達で解決に持って行く力がなかったのですね。
 
今日は保護者の方とそんな話をしました。でもあと2〜3ヶ月で大丈夫でしょうとも。変わるだろうし、変える自信があります。だって子どもたちが育ってきているからです。子どもが子どもを変えるのです。月曜日にはまず子どもたちに語りかけ、子どもたちが語りかけられるようにします。
 
このように言葉は「信頼」に基づきます。私は少なくともこのグループ内では出会ったこともない人を批判することも、切り捨てることもしたことはありません。求められれば、自分の経験や知識を総動員して相手に余すことなく伝えます。ノウハウも含めて。そして出会ったことがあり、何時間もそんな話をしたことがある人にのみ「違うんじゃないの?」と突っ込みを入れます。誤解されるのが怖いからです。昨年の西川先生とのやり取りでさえ誤解が生まれます。何年も関わり合っているのに。それほどネット上の言葉は難しいのです。
 
同じ言葉でも信頼のあるなしでは異なりますよね。