PISA

○ 学校の授業時数が増えたおかげ
○ 基礎基本の徹底のおかげ
○ 授業の充実のおかげ
○ きめ細かい対応のおかげ
○ 読書習慣のおかげ
○ 全国学力テストのB問題のおかげ
 
日本がちょっと順位が上がったので、その因果が各メディアで取り上げられています。
furu-tさんがおもしろいことを言ってました。
 
「テストしているのは高校1年生なのに、テレビでやっているの小学生の姿ばかりじゃん!」
 
うはは。ホントだ! 中学校の映像はありません。当たり前ですよね。メディアはこうしたところが汚い。あたかも小学校の授業改革が中学校まで及び、結果を向上させたという映像を狙っているのでしょうね。でも、よく見ると一見、子ども主体のように見える(楽しそうにやっている)授業も、実際には、小学校の授業も非常に直線的な授業です。
 
日本以外のアジア系や都市のデータは非常に怪しいものです。底辺校を除外するなどしてデータを底上げしている話も聞かれます。
 
日本のデータの問題は標準偏差が開いていることです。これは義務教育が崩壊しかけていることを表します。順位なんて実は大した問題じゃないんです。標準偏差が開いていることが怖い。OECDは下位十数%は「保護が必要なレベル」と言っています。これがずっと続けば日本で将来、社会的な保護や支援がないと生活できない人口が2000万人を超えることを表します。(親と子どもの総数を考えればね) 
 
どんな未来を創るための教育なのか我々国民がもう一度考えるべきなのでしょうね。