「学び合い」をゆるめる

furu-tさんと帰り道ちょっと立ち話をして、やっぱり気になることので書きます。でも、これは「学び合い」が成立しているということが前提です。
 
「学び合い」を持続させていくには、目先のうざったい壁を取っ払うことが大事だと考えています。「最低点が」「全員が」ということです。
 
私は子どもの意識を「ぎゅっ、ぱっ」できます。しかし、これは見ている人には分かりやすくても、本質的に「違う」ことが分かっています。私は最初koutyさんの「ゆるめる学び合い」が理解できませんでした。私の「ぎゅっ、ぱっ」から見ると子どもの動きがダイナミックでないからです。でも、次第にそれが緩やかに学びを継続させるためには非常に大事なことに気がついてきました。koutyさんがなぜ「ゆるめる学び合い」を実践できたのか私には分かりませんが、「個性と共同・協同との関係」の話からだと思っています。
 
本当はテストなんていらないと考えています。テストはあくまで保護者への説明の資料に過ぎません。うちのクラスではテストは子どもの学びの「踏み台」にしかすぎません。例え30点でもいいんです。それをおかずにおいしいご飯が食べられるのですから。
 
今は「ゆるめる」ということに確信を持っています。最終的にはそれを漢字プロジェクトチームの子どもたちが教えてくれました。
 
「ゆるめる」と言うとクラスが崩壊するのではないか? それでは成績が上がらないんじゃないか? 一致団結ができないのではないか? そう思われる人もいるでしょう。でもfuru-tさんの言葉を借りるなら「私たちは本当に子どもを信じているの?」という一言だと思います。
 
先日書いた、「みんなが出来る」ことを楽しむ集団ではなく、「学ぶことを楽しむ」集団であること。そして、ゆるいつながりを保ちながら学べる環境こそが、持続的に学び続けることに必要なのだと思っています。