メディアを信頼しない

近年、学校の教育がゆがめてきた原因のうち最も大きいのは新聞を始めとするメディアです。
 
ゆとり教育」にしても、多くの場合ウソの情報(例えば円周率は3と教えるなど)を報道し、世論を動かしたのもメディアです。子どもがどんどん馬鹿になるという危機感を煽り、「基礎基本」がどこでも重視されるようになりました。
 
これで何が起こったか?
まず多くの学校で理科や社会科の授業公開がなくなりました。少なくとも県内の公開する小学校の9割が国語か算数です。
最近の研究も「基礎・基本」という言葉が飛び交います。
指導助言も、板書にめあてを書いているかとか板書をノートにきちんと写させているかなんて馬鹿な話で終わってしまいます。
 
そして、メディアは一斉授業をすることに大義名分を持たせました。
「子どもはもっと我慢して勉強しなければならない」と。
 
メディアの罪は大きい。私はメディアをそれほど信頼してはいません。
でも、その力の大きさもまた分かります。嫌なものです。