ここはどこの国?

福島の地元紙にお馬鹿な記事が載っていました。
要約すると
 
県議会議員が、最近の小学校の運動会を見ると子どもらの右ならえも回れ右も乱れている。これを県教育委員会に問いただし、県教育委員会は各学校への対応を約束した。
 
とのこと。
 
こんな記事を載せる地元紙のレベルも、こんな意見を受け入れる教育委員会のレベルもひどいものだと感じます。さらにこれを刷って職員に配るというのは、「これはネタとしておもしろいだろ!」という考えなのだと信じたいものです。
 
どの世代も自分たちの世代は最も不幸であり、そして最も努力している世代だと思っていて、さらに他の世代はよい環境にあるにもかかわらず努力をしない世代だと言います。そんな話は、奈良飛鳥時代の木簡の落書きにも書いてあるくらいです。
 
我々に北朝鮮ばりのマスゲームでもしろというのでしょうか?
返せば、子どもは机に背筋をぴんと伸ばして、一心不乱に教師の話を聞き、板書をノートに写し、家庭で復習することが正しい勉強の仕方だと言わんばかりです。
 
議員の非常の短絡的な指摘も、それを受け入れる教育委員会も、批判さえしない地元新聞紙も 子どもにとっては、みな「無駄」にすぎません。