仕事の半分は「いらない」 部活もいらない

一番仕事をしていたときは、月当たりの時間外勤務は100時間を余裕で超えていました。「夜のお昼前には帰りましょう」と言われたこともありますし、8時に学校を閉めると言う管理職に「ちっ」と舌打ちしたこともあります。今同じ仕事をしたらば確実に死ねるでしょうね。
 
最近は個人的に切れる仕事は、徹底して切っています。それでも仕事は押し寄せる。それでも、無駄を切りつめて仕事をしています。
時間外勤務は、ほぼ1/3に、家に仕事を持ち帰ることもほぼ無くなりました。(子どもが小さいので持ってきてもやれる環境ではありませんしね)
 
じゃあ、150時間時間外勤務していたとき、子どもはどうだったのか?と言われれば「私は頑張っていましたよ! こんなに頑張っているのだから君たちも頑張れ!」としか言えませんでした。
 
今の方が遙かに子どもの動きも、姿も上です。私は保護者向けにも大して手間をかけません。子どもの姿に「下駄を履かせる」必要がないからです。ありのまま姿で保護者に示すことができます。
 
ですから参観日の前日の夜遅くまで「特別な授業」の準備なんてもしませんし、特別に掲示物なんても貼りません。子どもの教科書にもファイルににもごっそり授業の足跡が残っているのですから。
 
次に切るべきは「部活動」です。部活動に前のめりになっていて、自分のクラスの子どもを放り投げている教師が多数います(放り投げていないとその教師は言いますが、実際にはクラスの子どもを切り捨てています)もしそれを両立できるとしたら、三桁の時間外勤務と「学び合い」でもなければ成立はしません。
 
部活動は保護者にも受けがいいものです。ドラマのように。でも、実際に自分の子どもが切られているという現実を知らない。何度でも私は「クラスが成立できてこそ、やりたいことをやるべきだ」と言い続けたいと思います。