教師としての最上の喜び そして未来

教師として最も嬉しい言葉とは?
 
今の学校に赴任して最初の6年生。その子どもたちが今は中学校3年生になりました。本格導入した年でもあり、まだ今ほど思い切りもなく、今以上に試行錯誤の連続でした。それでも子どもたちは「学び合い」が好きだと言ってくれていました。
 
ある時の飲み会の席で、ある保護者の方から、
「うちの娘は、とんたん先生みたいな先生になりたいって夢を持っていて、高校受験に励んでるんです。」
 
ちょと照れくさい。でも最高に嬉しい言葉です。そして何より、うれしいのは彼女が「学び合い」を知っているということ。
 
もしも彼女が教師になれば、試行錯誤の中でも「学び合い」を展開していくことでしょう。「学び合い」が次世代に受け継がれるということです。私が理解するまで15年以上さまよったことが、彼女はすでにその答えを知っている。そこから始められるのです。
 
こうなれば未来も明るい。
 
私はこれからも「担任」として職をまっとうしていきます。次世代を出来るだけ世の中に送り込みます。「学び合い」を知っていることが次の教育を創っていくことでしょう。