今日の授業公開

ここ何年も校内で授業を公開してますので、校内研究会ではもう見せないつもりでしたが、校長より「今年転勤されてきた先生もいるので」ということで授業を見せることにしました。
 
毎年見ている人はもう見飽きていることでしょうが、相変わらず市の方針とは真逆の国語の授業です。
 
板書一切無し(だって前時と同じなんですもの)
まとめ無し(だって、子どもがノートに書けるんだもの)
 
「学び合い」をされている、少なくとも取り入れている先生からは、「今年もちゃんと学び合いの子どもたちになっているんですね」という言葉をいただきました。私も今日の授業では昨年の子どもたちの空気感とほぼ同じくなってきたと思います。
 
通常の授業からすれば、3割り増しにテンションは上げています。そうしないと見えにくいので。(先生に見せるための優しさです) でも、テンションを3割上げると教師が疲れます。ですから常時、「学び合い」をするためには、授業中に子どもが額から汗を流すほどにテンションを上げさせません。
 
事後研究会では当然のごとく「ワールドカフェ」で話し合いをしました。
いまだに「もし私がやるなら」という話をされる方もいますが、そんな話をされてもどうしようもありません。それほど力があるのなら子どもは遙かにうちのクラスより、賢く意欲に満ち、素直に育ってるはずですが、そうなっていないのですから。
 
それよりも短期間でここまで「学び合い」をやりこなしてきた子どもたちを誇りに思います。少々のトラブルもいい加減さも加味しながらも、ここまでやりこなせる子どもはやっぱりすごい。
 
この状態になれば誰一人、通常授業に戻ることに賛成することはないでしょう。だってこのクラスを作っているのは、このクラスの学びを創っているのは「自分」なのだと気がつき始めたのですから。