何十年経っても・・・

ある笑い話。
 
「小学校教育研究会なんて行ってれらねぇ〜」
「どうして?」
「だって、何十年もその教科の研究をしてるんだろ?」
「そうだね。」
「だったらどうして、こうすればうまくいくっていう方法が見つからない?」
「・・・・」
「結果の出ない研究会になんて行ってもしょうがないでしょ?」
 
これは実話だそうですが、真を得ているような気がします。
今日も理科部会の集まりに行ってきました。
どの方もすばらしい経験と知識を持っていられます。私なんて足下にも及びません。
 
行くたびに「なるほどね〜」って思えるような話が聞けます。
でも、そんな話も実は何十年も前からずっと話されている内容です。
「重さ」に関する子どもの認知にしても。
「分からせるための実験方法」なんて、実は「ない」のです。
だって、一人一人認知の仕方が違うのですから。
それを1つのモデルで語り、さもそれが全ての子どもに当てはまるような考えは捨てるべきです。
  
そんなことよりも、自分で様々に調べられるような機会と経験を積ませる方が大事だと思います。
 
小学校教育研究会は任意でありながら、強制的に加盟しなければならない会です。しかし、マンネリ化で義務感で満ちあふれてきます。
笑い話が笑えなくなりつつあります。
 
私は小学校教師。勝負は全教科、全時間。
全てに使える武器は、理科にも使えるのです。
ですから、理科研究をばっさり切りました。スッキリです。