「学び合い」で育った子どもは

廊下で。
 
「先生〜、最近のブログあまりおもしろくありませんね〜」
昨年担任した子どもとすれ違いざまにこんなことを言われました。
 
「いやいや、おもしろいことを書くブログじゃないから(というか、おまえ読んでるの???)」
 
ということで、昨年の子どもの様子を書くことがなかったのですが、今日はその学年を担任されている先生からおもしろい話を聞いたのでちょこっと書きたいと思います。
 
「学び合い」をしていても私のクラスの子どもは動きが違うと言います。子どもの心の部分が違うのだそうです。教えれば終わりではなく、分からない子どもがいないかどうか確かめながら、そして余裕があればどんどん先に進んで勉強しているのだそうです。
 
勉強をさぼってマンガを書いていた子ども(昨年はよそのクラス)がいたので勉強を一旦止めて、
「一斉型で分かりやすく勉強を教えるのと、「学び合い」(みんができるようにする)でやるのと、どちらかを選びなさい」
と、言ったら子どもたちは、「学び合い」を選んだそうです。
まあ、ここまでは予想できます。
 
おもしろいのはそこからでその後、その先生の所に昨年担任した子どもがとことこやってきて、「あのね、この本読んでみてください。」と西川先生の「学び合う教室」を手渡したそうです。(なんでーーー???)
 
「これね、お父さんの本(中学校の先生)なんです」といったそうです。
その本を職員室で見かけたF先生が「あーーっ、その本、手に入らなかったやつだ! それ貸してください!」と大喜び。なんだろこの連鎖は?
  
先生に「学び合い」を教えようとは・・・  
自分のたちのやりたい勉強を仕組んでいくあたりがなかなかしたたかで、実直で、素敵です。さすが、「学び合い」の海千山千のみなさんです。
腹を抱えて笑わせていただきました。そして、やっぱり「学び合い」しかないなと改めて思わされました。
 
ねっ! Aさん!