「学び合い」はステップ3へ

このゴールデンウィークが終わってからの子どもたちへの語りかけと厳しさはかなりのものだったと思います。
 
そして、ようやく任せても安心できるような「学び合い」になってきました。今年の子どもたちを見ていてこのようにステップアップしてきています。

ステップ0 「学び合い」の開始 1時間
ステップ1 声が柔らかくなる  1ヶ月
ステップ2 男女が交じり出す  1ヶ月と2週間
ステップ3 「学び合い」の情報の伝達が双方向になる 1ヶ月と3週間
 
声が柔らかくなるのは、自分の考えを述べているからでなく、相手に伝えようとしているためです。声が柔らかく、しなやかになります。
 
対人関係がうまく取れない子どもたちは、男女別になることが多くなります。これを断ち切るのは、より多くの人と関わる方が大事だと気がついたときです。
 
双方向になるのは「学び合い」が能力別になってきている証拠です。これは一見、逆行しているようですが、子どもがみんなの学習状況が見えてきたということです。無駄がなくなっていきます。そうすると似たような学習状況の子ども同士で学ぶことが多くなってきます。また、そこに上位や下位の子どもが入り込んできます。そうすると、情報の伝達は双方向になってきます。
 
今週でステップ3に上がってきています。先週には見られなかった子どもの姿が見られるようになりました。
 
では、ステップ4は何でしょう?
5年生の子どもの様子を見ると、個性の伸長でしょうか?
昨年の子どもたちは今、個性全開で授業をしているようです。
自分らしさを発揮しはじまったら、次のステップでしょうね。
それには、あと半年以上必要かもしれませんね。
 
ところで「学び合い」をすると、どの学級がどんな状況か、休み時間の子どもの声を聞くだけで分かるようになります。怖いことです。