解決策を編み出しました

学級の人間関係と「学び合い」とについて、子どもたちが出した解決策というか、理論がとてもおもしろいし、納得のいく話です。
 
うちのクラスでは分からない子どもがすぐに動いて、絶対に分かるであろう人に聞きに行ってました。もちろん、上位の子は一生懸命に教えようとしますが、あれもこれも教えながら、更に自分も進もうとすると、「もっと自分の思考の世界に浸りたい」という子どもがでてきます。「みんなのために」は分かっていても、それはいずれ疲弊することが分かります。
(これについては東北青年塾で話したことと合わせ後で書いてみます)
 
 
子どもの解決策はこうです。
  
「分からない人同士でまずは学び合うべき」というのです。
 

「Nさんは算数が苦手です。Tさんも算数が苦手です。
 そして、Fさんは算数が得意です。」

「NさんはAとBが分からないのだけどCのことは知っています。
 TさんはAは知っているのだけれども、BとCは知りません。」
 
「でね。NさんはTさんと「学び合う」ことで、AとCは解決できるでしょう? そしてBが分かんないよね〜 ってなったらついにFさんの出番! そうすればAさんとBさんで「学び合い」が起こますよね。「教え合う」じゃなくて「学び合う」で。しかも理解が速くなるはず。」
 
「こうなるとみんなが幸せ!」
 
 
恐るべし10歳。
このアイディアを出したのは私と同じ誕生日の子。
「やっぱね。誕生日がいいのよねん!」
その周りで
「ちがう!ちがう!」
ちゃんと突っ込みが入るような歳になりました。