人格

時代は「人格」を求めて呼びかけている。しかし、私たちが子どもを人格あるものとして生かし、学ばせ、自分の意志と思想をもって自分の知識を得るために働かせ、自分の判断力を養成させるまでは、時代がいくら叫んでも無駄である。一言で言えば、私たち学校教育における人格的素質の殺害をやめるまでは、人格を生活の中に見出そうとする期待は、無駄というものであろう。
〜「児童の世紀」より〜