一つできること 一つ分かること そして謎が解けること

ただただ子どもはそれがうれしい。だから子どもは学びます。
人と一緒に出来ることがうれしい。だから子どもは学び合います。
 
ここには基本も、教師の小賢しい語りも何もありません。
子どもの学びの姿を見ていれば分かります。
 
私は小賢しい技をしっています。小賢しい技を使えばとても見応えのある「学び合い」を「見せる」ことができます。
当初はkoutyさんにもその小賢しい技を見せつけていました。
しかし、実直に子どもと向き合う彼の姿を見て、そして緩やかに学ぶ子どもの姿を見て、小賢しいことは止めました。
 
とても優しい「学び合い」になりました。決してテンションは高くありません。ゆったりとそして知的に学びます。
 
 
「今日はね、○○ちゃんにね。分数を教えちゃったんだよ。」
「どうだったのん?」
「うん、すごく分かったって。」
 
教えた彼女はテストが70点程度でした。
でもそれで自分を責めることも、周りから責められることも、周りが自分を責めることもなく、ただただ一つ一つ分かることを、出来ることを友達と学び続けています。
 
これが子どもの「楽しい」なのです。
私にはこれで十分です。