テストのない世界

ただいまうちのクラスはテスト期間中。
その都度テストをとるよりも、いっぺんにテストをすれば
それだけ余計な時間は短縮できます。
もちろん、学習から時間が経過していますので忘れてしまうことも
また分からなくなってしまうことも多々あることでしょう。
 
なので、算数は授業4時間と3日ほどの家庭学習の時間をあげて
総ざらいしています。子どもを観ていると「再度」学び合いすることで
理解が強化していることが分かります。
それでも、テストの点数が悪い子もいることでしょう。
 
でもいいんです。
 
分からなかったところを「学び合い」で分かるようにすれば。
勘違いしちゃったことを「学び合い」で分かるようにすれば。
 
テストを目標にすれば、テストがゴールになります。
しかし、そんなの本来の学習ではありませんし、
ましてや生涯学習になんてつながりません。
仲間意識だけが残るだけです。
 
学びの本質は快楽です。だから子どもは学ぶことを止めないのです。
テストでよい成績を上げるためではありませんし、
それがもしもモチベーションなのだとしたら、その集団はいずれ
崩れていくことでしょう。仮にテストで悪い点数を取ったにしても
それを安心してカバーできるのが「学び合い」でなければなりません。
 
koutyさんとテストのない学校を想像します。
一人一人が学びと対峙し、自分の持つ不思議を追究するワクワク集団を。そうした集団が未来を変える力を持つことでしょう。
 
まだ日本にはその土壌はありません。それはエレン・ケイが夢見た100年後でしょうか。