告白 健康管理

慢性疲労症候群」という言葉を初めて聞いたのは、20年ほど前の大学時代でした。「なかなか都合のいい名前の病気だな」とその時は、笑い飛ばしていました。まさか自分がそんな状態になるとは思いませんでした。
 
最初の症状は4年前の「のどの痛みと腫れ」でした。当時は勤務時間外に月に100時間ほど仕事をしていた時期でした。医者に「入院して」と言われてもとても入院できる状態ではありませんでした。結局は、卒業生を送り出した翌日に入院、そして大量の抗生物質も効かず。結局は直接切開(気絶しそうなくらい痛いです)し、回復。「炎症が肺に入ってたら命は保証できなかったよ。」と言われるくらいでした。
 
そして半年後。突然の蕁麻疹。これは1年間治りませんでした。同時に強烈な疲労感。朝もだるくて起きあがれなかったり、2階の教室まで手すり使わないと上れなかったこともありました。CTや血液検査などでは、どこにも異常なし。CRPも低いまま。分かるのは免疫系がどうにかなってしまったということです。抗ヒスタミン剤を含めて6種類くらいの薬を飲んでました。まさに「慢性疲労症候群」です。レベル4〜5の状態です。
 
様々な病院に行っても適当にあしらわれるだけで、ちゃんと話すら聞いてもらえません。専門的になりすぎていて、人の身体を総合的に判断できる医者はほとんどいないことが分かりました。これは「学校」にも言えるかもしれませんね。
 
3年経って身体の状態は戻りつつあります。でもちょっと無理をすると症状が出てきます。でも1年の半分以上は普通に生活できるようになりました。食事や健康管理をしてくれた嫁さんに感謝です。
 
周りをみると、半年以上咳き込んでいる、いつも風邪をひいている先生が多く見られます。そうした先生が無理をなさらないように、そして、子どもの成長にのみ、その力を発揮できることを願って、自分の状態を告白します。