授業研究会

「学び合い」の授業研究会をすると批判にさらされることがあります。
次のことが大事だと思います。
 
まずは、当たり前ですがその批判が正当であれば、耳が痛くてもきちんと受け止めるべきであることです。「〜ちゃんがずっと一人で関われず、声も掛けられずにいましたね」など、常にそうした話を受け止め、それを子どもたちに戻してあげることが大事です。「授業の反省でね、〜ちゃんがずっと一人で声も掛けられていなかったって。どうする?」と。もちろん自分がそれに気づけなかったこともやはり反省すべきことだと思います(もちろん限界がありますが)
 
次に、正当でない批判です。「練り上げがなくて子どもは、ちゃんと理解できていなかった」「大事なことをちゃんと教師が押さえていない(もちろん最初に押さえなくてはならないことを押さえないでやってよいということではありません)」「わたしがこの単元をやったときには…」「ここの解釈は…」「もっとよいやり方が…」「できない子にはちゃんとした支援を」
危険なのはこうしたことに、「子どもの思い」だとか「願い」だとか「優しければできなくてもよい」だとか話すことです。
 
あくまで論理的に話していくことが大事だと考えます。そうした批判は子どもがきちんと見えていないことですから、その場で何がどのように起こっていたのかを、担任としてきちんと説明することが大事だと思います。もちろん個々の内容などわかるわけありませんので、全体がどのような情報の流れを持って、子どもはどのように動いていたかを説明するということです。
 
それでも批判したい人は、批判したいでしょう。「じゃあ、おまえができるのか?」と言いたくなるのをぐっとこらえ、「そうですね^^」とにっこり笑うしかないと思います。