若い先生は最短コースを。

西川先生のブログを経由しての野中先生の話を読んで、「全くそうだ」と思いました。
 
私も頑張ることがよい教師だと思っていたときがあります。
以前「夜8時に学校を閉めるよ」と教頭に言われて「ちょっと勘弁してよ〜」なんて思っていた時があります。でも、それは今となっては「思い上がり」だということがよく分かります。
 
私たちの仕事は、「子どもをよく育てる」その1点のみです。ならば、それだけに集中して仕事をすべきだと思います。
 
「学び合い」は、経験という壁を越えて、若い先生でもベテランの先生を凌駕する授業を行うことができると思います。若い先生は、その最短コースを選ぶべきです。経験を積み重ねても授業はうまくなりません。それは、周りをみれば分かることでしょう。
 
若い先生は「学び合い」で、子どもがどのようなことにつまずき、どのようなことを考え、どのように動こうとしているのかを蓄積していくとよいと思います。それをまた同じ学年をもたれたときにフィードバックするのです。おろらく子どもへの課題設定が変わると思います。
 
例えば「算数○○ページを」というのは初期段階の課題設定です。子どもの学びが蓄積されていれば、分かりやすいピンポイントの課題を子どもに示すことが容易にできるようになるでしょう。
 
変なことに頑張らず、授業での子どもをよく観る。全体の情報の流れを見渡す。これさえやっていれば、教師の仕事の9割はこなせます。
 
私も無駄はそぎ落として、豊かな人間になりたいと思います。