「隣の人と話をしてごらん」

この言葉は「学び合い」ではありませんよね。
「学び合い」では、誰が誰と話し合うべきかなんて教師は操作しません。
 
10年ほど前に、研究仲間と授業のあり方を考えてきたとき子ども同士をどのようにつなげていくべきかを考えていました。
その当時から、もっと子どもが自分で動けるような自由を与えるべきだと考えてました。
 
が、非常にベテランで実績のある先生には、そうした話はいきなりは通じません。私たちのグループが、そうした先生に勧めたのが隣の子どもと自由に話し合わせることです。ある先生は、○○○ ○○○ と3人グループで組ませました。その3人グループで自由に話すことから始めることを勧めました。授業は、急速に柔らかくなりました。
 
でも、子どもは隣の子どもだけではありません。
席だって大抵自由に組んでいるわけではありません。
隣の個が自分に「今」必要な子どもであるわけではありません。
 
授業研究会の授業では、「まずは隣の子と話なさい」と担任は言いました。「学び合い」としては、適切な発言ではありません。だからダメです。教師がコントロールしても大抵、ろくな事がありません。誰とでも自由に学べることが大事だと思います。
 
chinjiさんの学校のような構成でしたら、大きな机で「学び合い」をすることをお勧めします。5〜6人くらいで座れるような机です。または、大きなちゃぶ台のような低机で、授業をやると非常に柔らかく、「学び合い」が当たり前のように授業ができると思います。
 
11月お会いできることを楽しみにしています!