算数も難しいんです。

「学び合い」は「できる」ということにあまりこだわらない方がよいと考えています。
 
今日の算数です。
 
子どもの「学び合い」をじっと観察していました。
 
   3
 _____
7|210
  21

 
ここまで書いてある子どもが迷っていました。教えている子どもの声を拾っていくと、
「ほら、ここに0って書いてあるでしょ? だから0は7がないから上に0って書くんだよ。」
 
確かに計算はこのアドバイスでできるようになるでしょうね。「学び合い」がテストですぐに成果が上がるのは、こういう事です。
 
その後、算数の上位の子どもたちを呼び集めて、教科書の再確認をしました。そして教えるなら「やり方」ではなく、「意味」をきちんと考えて教えるべきであること、教えている人も、もっと、もっと中味についてお互いに話し合うこと、分からないで悩んでいる人は、何が分からないで悩んでいるのかをじっくり考えることを指示しました。
 
いったり、もどったり、うちのクラスの算数はいっこうに進みません。でも焦るのは止めました。だって、計算機のある時代に「できる」力なんてどうでもよいことですから。