不思議 (お金と幸せと学び合い)

私が子どもの頃は、父が土木関係の自営業ということもあり、
数ヶ月ほとんど仕事がないなんてざらにありました。
当然、小学生の私が心配するくらい家計は火の車でした。
 
大学に進学する頃には、世の中はバブル。
仕送りもアルバイトも高額でした。
東京で新車の車に乗って通学していました。
それから独身が長かったせいか、
お小遣いは「あるだけ」(もちろん常識の範囲ですが)
 
今は、また「お小遣いね!」と渡される毎日。
使えるお金はこれまでの数分の1です。
それでも、お酒がほとんど飲めない私には十分で、
仕事帰りに嫁さん向けにおいしいケーキ屋さんに
よっていくのが楽しみです。
 
振り返ってみると不思議なことにお金が制限された時の方が
幸せに感じます。
買いたい物は、気ままに買っていた時の方が不幸に感じます。
 
180円の魚のアラでおいしく、あら汁を作ります。
300円で旬の竹の子を頂きます。
何千円もの外食よりもずっとおいしく、そして幸せを感じます。
 
どんな豪華な教材よりも、子どものほんの小さく身近なそして、
「当たり前な」その発見にすばらしさを感じます。
幸せも子どものすごさも、身近なところにあるものなのですね。