胸を張って

ある有名な先生が、ある講演で、
 
「私は教師人生の中で一度も自分の授業に満足できたことがない」
 
とおっしゃいました。
 
おそらく、自分を謙遜しての言葉でしょう。
でも、私はその言葉に失望します。
 
誰よりも授業のことを考え、
誰よりも授業を観て、
誰よりも多くのアドバイスをしてきた先生でしょう。
 
なぜ、自分の授業に満足できなかったのか?
それは、「人」ができないことをやろうとしていたからだと考えます。
そして、その「できなかったこと」の続きを若い教師に夢見ます。
しかし、それは「無理」です。
 
西川先生のおしゃるように、1時間の授業に数時間もかけて
準備するなんて無駄とは言わなくても、人として「無理」です。
指導案も同じです。ない方がかえって授業がよく見えて楽しいですもんね。
 
私は、今、自分でできる最高レベルで授業やっています。
「今のあなたの授業はどうなの?」
こう聞かれたら、
「最高の満足レベルです」
と胸を張れます。
 
今日、英語の授業計画で「AET」の先生相手に、
「これじゃあ、みんな分かりにくいと思いますよ〜、だから・・・」
と平気で言ってのけるうちのクラス、胸張って笑えます。