3.おもしろい授業

最初に誤解の無いように言いますが「おもしろい授業」というのは
おもしろい授業で子どもの主導権を握ろうというものではありません。
 
大抵の先生が授業を人に見せようとしたときに、教材をどうしようか
悩みます。例えば、算数の図形では厚紙を切って一人一人に用意したり、分け方では羊羹を用意し、実際に切らせたりして子どもの興味や関心を引き寄せようとする先生もいます。
 
「学び合い」を実践している先生方であれば、そんなことがどれだけ無駄かよく分かると思います。
 
でも、私は「おもしろい授業」は、学び合いを広げ、安定して継続していくことに大変必要な要素だと思っています。
 
さて、「おもしろい授業」とは何か? 
それはみんなで目標を合わせて行う学習です。 
大事なのは「先生が思う子どもがおもしろいであろう」ことをするのではなくではなく、「子どもがおもしろいと思う目標に向かって学び合わせる」ということです。
微妙な違いなので「学び合い」をしていない先生方には何言ってるか分からないと思いますが。「学び合い」先生方にはいろいろアイディアはあるはずです。
 
だって、毎日のように「○○点を」なんて目標では、子どももモチベーションが続かないことでしょう。ですから、私は「発表」も積極的に取り組んでいます。もちろん何にも指導してませんが、子どもは発表することよりも発表に向けて自分たちで高めていくことが好きなのです。
 
ですから、「今日は落語やらせてよ」と子どもは毎日のように言ってきます。もちろん、その成果は3年生のレベルをあっという間に越えちゃいます。