教材研究(学習研究?)

この内容について定期的に書き込みます。
※ここで使う教材研究という言葉の定義は、教具の研究ではなく
 教科教育の研究という意味です。
 
今日、算数の「整理の仕方」(表・グラフ)の学習のガイダンスを
簡単に行い、授業が始まりました。
 
「正」でデーターをまとめていく「表」です。
ふと、子どもが間違っていることに気がつきました。
しかも何の疑いもなく、当たり前にほぼ全員間違っています。
しかし、その間違いは教師も大変見落としやすい間違いです。
  
私は「それ違ってるよ」って子どもに伝えました。
でも、それがどう間違っているのか分かりません。
一人だけ正しい作業を行っている子がいましたので
「そうだね。君の整理の仕方が正しいんだね」と
言葉をかけました。
その後はどうなるかは「学び合い」を実践している先生方ならば
どう展開していくかは想像がつくことと思います。
 
さて、問題なのは教師がそうしたことに「気がつけるか」です。
教科書○○ページという投げかけだけで大丈夫でしょうか?
子どもの学びに即しない「教材研究」はもちろんのこと「不要」です。
しかし、こうしたことに気がつけるのは
「経験」か「内容の熟知」のみです。
 
これは国語科も理科でも社会科でもどうようのことが起こっていると
考えるべきだと思います。そして若い先生にとっては「経験」が
ありません。「学び合い」を安定化し、引き上げて行くには、
やはり教材研究はしっかりとすべきだと思います。
学習内容についての理解が深いだけでも「学び合い」のコントロール
容易になると考えています。