残念ながら

私たちの活動とは反対に文科省の動きは振り子を戻そうとしています。
 
 
新学習指導要領の説明会の資料を頂きました。
そこには改訂の趣旨として次のような項目が載っています。
 
  
子どもの「自主性」に任せるあまりに、指導することを躊躇することがあり、改善を必要としている。
 
 
教師の99%は指導を躊躇するほど子どもの自主性に任せることなどしていないことでしょう。
おそらく、「行き過ぎた問題解決学習」についての批判なんでしょうが、まったくのお門違いです。
 
多くの問題解決学習における問題点は、「中途半端に」教えいていることです。子どもの主体性、子どもの多様な考え方などを広げようとしながらも結局は教師主導で授業を行っていることに問題があります。
子どもの「自主性」になど任せた授業など、「学び合い」以外の
授業では特例の学校を除き観たことなどありません。
 
ちょっと考えれば分かるようなことですが、文科省での分析は
素人の延長レベルとしか考えられません。
 
 
おそらく、上の文言で世の中の流れはまた、「教師がしっかりと指導する」という流れに傾いていくことでしょう。最近の指導・助言には必ず盛り込まれてきています。
 
さて、「学び合い」では、どう打ってでるかです。
私は「真っ向勝負」が好きです。