テストの話

テストの話をします。
「学び合い」は、飛躍的にテストの点数を向上させます。特に下位の子どもを。なぜ下位の子どもの成績が上がるのか?
理由は簡単です。長く子どものテストを丸付けしていると下位の子どもはテストの文章(問題文)の内容を理解できていないことが分かります。ですから丁寧な先生は、下位の子どものそばに付き添って問題文の意味を一緒に読み取ってあげています。そうすると、「学び合い」でなくても最低点は90点近くになります。
  
じゃあ、なぜ「学び合い」で最低点が上がるのか。それは学び合うことでその問題文についてどう答えたらよいか、または、教科書の内容に合わせて問題を解くことにあります。
 
具体的に話します。
下位の子どもは次のような誤答をよくします。
「デンプンはヨウ素液でどのように変化しますか」
「変化します」

小学校の先生ならば、よく見る誤答例ですよね。
学び合うことは、こうした事が激減します。一つは教科書をよく読むからです。教科書に書いてある通りの書き方をすれば正解になるということです。
「デンプンはヨウ素液で青むらさき色になります」
これを徹底して「理解」すれば、別に実験しなくても「正解」できます。

でも、どうでしょう。
1ヶ月後、3ヶ月後にテストして同じ結果(最低点の向上)が出るでしょうか?