名人芸

と西川先生に評されましたが、私はそう思っていません。
(まあ、そう言われると確かに自己有能感をくすぐられますが)
 
西川先生のブログやchinjiさんのブログ、あべたかさんのブログを今日子どもたちに部分的に紹介しました。(時間が無くて。後で他のみなさんの書かれたことは紹介しますね)どの子も大変喜んでいました。
 
「名人芸」のところまで読んで、
 
「ところで先生なんかすごいことやってたっけ?」
 
「うーーーん・・・・」
 
誰も分かりませんでした!
私も分かりませんでした!
 

小賢しい技は自滅を招きます。社会の出だしも危うく自滅を招くところでした。(経験がこれを回避してくれました)どれだけ小賢しいことをやるとダメになるのか、社会科を参観された皆さんに示します。
 
子どものノート(紙切れ)には、各地の気温データーが貼られてたと思います。前の時間の学習です。「まあ2カ所くらい、データ印刷してみて違いを話し合ってみてね。」そう子どもたちに言いました。子どもたちが学び始めて「やばい!」って思いました。なぜなら郡山市と近所の二本松や須賀川市のデータを持っていた子どもが多かったからです。これらには違いがありません。
 
「うーーーーーん。もう一度、会津中通り浜通りの3カ所という場所を指定をしようかな?」と考えて、子どもに声をかけようと思って話そうとした瞬間。心のブレーキがかかりました。
 
「これは、ほっとくべきだ!」
 
しばらくすると、「近いところは気温が変わらないね。」そんな声が聞こえてきました。そして「あ、檜枝岐だとこんなに違うんだ。」そんな声も聞こえてきました。「えっ、何何何?」そんな声も聞こえてきました。
 
小賢しい「技」は、子どもの学びを阻害するのです。
もしも名人芸だとするならば、「よけいなことはやめる」ブレーキがかけられることです。(でも、時々それは効かないけどね)
 
そう言えば、公開前日koutyさんが西川先生と話をした後に、「おれってまだまだ、余計なことをしてるんだよな〜」とつぶやいていました。