多くの場合

生徒指導と授業は別のことだと考えています。
でもそうでしょうか?「学び合い」をしている先生方ならば、そうは思わないことでしょう。
 
以前、私も非常に苦労したのが、教科担任制です。
それまで3〜10人程度で学んできた子どもたちが
統合によって40人近くの学級になり友達関係や学習に
不安を抱えます。
それでも小学校のような学級担任制ならば、
集団をコントロールすることが可能です。
 
しかし授業が1日無い日もある教科担任制では、
非常にこれが難しくなります。
中学校で「学び合い」をしている先生は本当にすごいと私は思います。
 
「集団での心の荒れ」を直せるのはやっぱり担任でしかありません。
教科担任制の中で最終的に子どもをまとめたのは「特別活動」による
所属感、効力感です。
でも「学び合い」ならば、そんな無理な力をいれなくても可能です。
授業が充実すれば、子どもも変わることでしょう。
 
「授業はさておいて、まずは学級の子どもがきちんとできるようにしなければ。」
 
その考えが間違っていることを憂います。でも、そうした人の心の扉を開けることは容易ではありません。少なくとも私の役割ではないようです。