静かな賑やかさ

ある教室の横を通ったら「教え合って」いました。
「ふーん」と通り過ぎて、そして自分のクラスに戻りました。
同じように子どもが話しているのですが、うるささを感じません。
 
ダメな「学び合い」は(たぶんそれは「教え合い」)子どもの声が
尖っています。高揚しているのでしょうね。
 
時々自分のクラスもそんな声になるときがあります。
ちょっと授業を止めて、
「うーん、もっとよく相手に合わせてね。」と話します。
 
声のトーンが変わります。
koutyさんの算数の授業はいつもトーンが穏やかです。
ともすると、見栄えのしない授業かもしれません。
でもそれがどれだけすごいことなのか「学び合い」を
長期に実践されている先生なら分かることでしょう。
 
子どもの声の質を「感じる」ことが
授業での役割の一つだと思います。